mixiは果たして復活することが出来るのか
mixiの業績が芳しくない昨今ですが、なかなか面白い見方だなーと思った記事を発見。
SNS衰退の理由を考えるとどうしても「人間関係に飽きた」に行き着く
タイトルそのまんまなのですが、mixiが落ち目なのは機能や思想云々よりも、単にマイミクとの人間関係に飽きたので新しいサービスを使って新しい人とのコミュニケーションを楽しんでいるだけなのでは、という考えを綴ったエントリーです。
これはもう完全に感覚だけで言っているのですが、mixiのメインターゲット層である日本の若者は、「人間関係が恒常安定化した状態」に長く浸かることに慣れていない。
日本社会というものは、小学校、中学校、高校、大学…と数年スパンで人間関係が強制的に刷新されるシステムになっており、それはリアルだろうがwebだろうが同じだろう、という推論です。
なので、数年レベルで続く人間関係は一度清算したいという本能が働くのではないかと。
という分析がありますが、根拠がない割には腹落ちする主張だなーと感じます。実際に自分がFacebook使ってるときに誰の顔をイメージしているかというと、主に大学を卒業して会社に入ってから出来た友達、即ち会社の同僚がメインです。一方でmixiは学生時代の友人が多いですね。周りを見ててもFacebook上で学生時代の友達だけでやり取りしている人は少ないので、そう考えるとこの推測は結構当たっているのかもしれません。もしそうならFacebook絶頂期の今、Google+がFacebookに取って代わるのはもうしばらく時間がかかりそうですね。アメリカなどでFacebookからGoogle+へユーザが移行し始めているという噂(あくまで噂)も聞いたことがあるので、いずれはこういう流れになるかもしれませんが。
では、こういった潮流の中、果たしてmixiは盛り返すことが出来るのか。
一旦衰退してしまったSNSがもう1度ユーザを取り戻すには、かなりの労力が必要となります。現在mixiは『タウン構想』を掲げソーシャルコマースの導入等目下構造改革中ですが、肝心のユーザを確保できないとタウンが完成しても人が住んでいないゴーストタウンだったということになりかねません。これについては大西宏氏も不安をブログにまとめられています。
個人的には、純和製SNSであるmixiの復活を願ってやみません。
他社と機能面での差別化はあまり望めないと思うので、後はどういったマーケティング戦略をとっていくかだと思います。頑張ってほしいところですね。
以上。