世界は楽しみに満ちている。

ヨーロッパ在住の会社員の雑記帳です。ジャンル問わず好きなこと書いてます。

不思議で便利な日本という国

年末年始に日本へ一時帰国してましたが、日本の仕事が始めるタイミングでオランダに舞い戻ってきました。あっという間に2週間経つわけですが、すっかりと海外での日常へ舞い戻ってきています。

さて、暫くオランダでの暮らしを続けた後で日本に帰ると色々と不思議だなーと思った点や変わったなーと思った点がありました。備忘録的に書き残しておこうと思います。

日本に帰ってびっくりしたこと

1. スーツ姿のサラリーマン多過ぎ

新横浜というビジネス街にホテルをとってしまったからかもしれませんが、スーツ姿のサラリーマンの多いこと!ロッテルダムアムステルダムを平日に歩いたとしてもなかなかここまでのおびただしい数のサラリーマンに出会うことはありません。ロンドンとかだと似たようなものなんですかね。うちの職場は相当服装がラフで、街中でも正装した人を見かけることはほとんどないので、オランダの人たちはよっぽど必要なとき以外はスーツは着ないというイメージを勝手に持ってます。このサラリーマンの多さはある意味日本を特徴づけているなーと感じました。

2. マスク率高過ぎ

これも驚いたのですが、通りすがる人がかなりの割合でマスクしてました。今回東京/横浜/京都/大阪/神戸と満遍なく回りましたが、関西より関東で顕著だった気がします。たぶんヨーロッパでマスクしている人ってこちらに来てからお目にかかったことがない気がします。そういえば職場の人から、以前鶏インフルエンザか何かがヨーロッパで流行ったとき、いち早く日本人メンバーだけがマスクを日本を取り寄せて予防のためにマスクをずっとしていたという話を聞いたのですが、そのときオランダ人達はマスクをしている日本人がインフルエンザにかかってしまったと思ったとか。たぶん、こっちの人にとっては予防のためにマスクをするという考え方はないですし、まず街中でしません。日本にいる時は自分も所かまわずマスクしてましたが、改めて見るとなかなか滑稽でした。

3. 公共トイレが無料

改めて日本って便利だなーと思ったのがこれ。ヨーロッパだと大体50セントくらい取られますが、日本のトイレでお金を取るところはまずありません。好きな時に好きな場所に入れて凄く便利。別にお金を払うことは吝かではないのですが、コインを持ち歩くのと財布からわざわざ出す作業が凄く面倒なんですよね。その点日本は本当にありがたいです。すぐにお腹が痛くなる自分にとっては非常に重要なポイントなのです。

4. 牛丼が激安/激早

到着してまず訪れたのが吉野屋なのですが、牛丼チェーンってやっぱ凄いですね。だって美味しくてそれなりにボリュームもある牛丼がわずか2ユーロで食べられるんですよ?信じられません。ヨーロッパでは2ユーロでは何も食べられないといっても過言ではないです。しかも安いだけでなく早いこと早いこと。注文して一息つこうと思い携帯を見始めたところすぐに品物が届きました。こんなに安くて美味しい食べ物をファストフード以上のスピードで食べられるのは本当に他の国には真似出来ないことだと思います。感謝しないといけないですねー。

 

5. みんな背が低い

これは別に日本だからというわけではないと思いますが、オランダは世界一平均身長の高い国で、男の平均身長は180cm以上、女の人も170cm近くあります。自分の身長はまんま日本人の平均くらいなので、オランダで人と話すこと時は見上げることがほとんどなのですが、日本だと皆目線が一緒。改めて身長が同じくらいだと同胞間を感じるなーと思ったのでした。

 

6. 飲み屋が時間制

これは普通に日本に帰るまで忘れてたことなのですが、そういえば日本の居酒屋って閑散期以外は大体時間が決まってて、2時間くらい経つと追い出されるところがほとんどなんですよね。こういうのってヨーロッパのレストランやバーではまずない気がする。そもそもレストランでコース料理頼むと2時間〜3時間かかって、逆に店の方にもうちょっと早くしてほしいとお願いしたくなるくらい。そもそも飲み屋という概念がヨーロッパにはないので単純に比較は出来ませんが、回転率を上げるためとは言え限られた時間内で食べてくださいっていうのは何か面白い仕組みだなーと思った。

 

7. 飲み屋のピンポンボタンは超便利


引き続き飲み屋ネタですが、ヨーロッパで店員を呼んで何か注文する時は大体手を上げたりアイコンタクトを送ったりしてテーブルに呼びます。日本みたいに「すいませーんっ!」と声を上げて来てもらうのは誰もやってないし少し失礼なので、粘り強くチャンスをじーっと待つわけです。そこで飲み屋のピンポンボタンですよ。あれを押すだけで店員が来てくれるって、何て便利なシステムなんでしょう。あのシステムはもっと世界に売り込みにいくべきだと思います。のんびりなヨーロッパ人にだって需要はあるはず…!

日本で感じたここ1年〜2年間での変化

1. 東横線副都心線の連結

日本の皆様にとっては普通かもしれませんが、東横線副都心線が直通になって本当に便利になったなーと感じました。自分は日本にいた時は菊名に住んでて、新宿に結構行くことがあったのですが、山手線乗り換えが面倒だったんですよねー。今回も新横浜のホテルに泊まってたので新宿に行く時は東横線を使ったのですが、菊名から乗り換え無しで行けて本当に便利でした。日本にいる時にこうなってほしかった。。こういう乗り入れってこれからも増えていくんですかね。ロンドンやパリのメトロも発達してるなーと思うけど、東京も世界有数のメトロ網だなーと改めて感じたり。

2. スマホ率の更なる向上

自分が日本を去る時には既にスマホ人口は大きく増加傾向にありましたが、オランダに来てから1年半の間、特にここ半年(ドコモがiphoneを出して以降)また増えたような印象を持ちました。それを感じたのが地元の電車の路線を走っている時です。自分が日本にいた時は、都心部こそ電車の中でスマホをいじる人たちばかり見てましたが、地元に近づくにつれガラケーの割合が増え、地元の路線に乗るとスマホユーザーが急激に減るような現象が見られていました。ろころが、今回の帰省では地元の路線にもスマホをいじる人がものすごく増えていました。これにはプチびっくりです。田舎ですらスマホが普及してきて、新しいデバイスによるコミュニケーション支配が完了しつつあるんだなーと感じました。

 

3. ソーシャルゲームのCMの増加とTV番組の視聴者投票

スマホ以上に驚いたのが、ソーシャルゲームのCMの増加。ゲームの名前忘れてしまいましたが、TVをつける度にソシャゲのCMが目に入ったのはとても印象的な出来事でした。オランダに来る少し前はドリランドとか怪盗ロワイヤルのCMがやっていましたが、そういうのじゃなくがっつりロープレ系が宣伝されてたのも印象的です。

また、CM以外のTV番組についても少し変化が見られ、リモコンで視聴者が参加出来るような番組が一層増えたような気がしました。紅白もそうですし、バラエティ番組でもそういうのがありました。この辺りは変化せざるを得ないポイントかと思います。

 

4. 飲み屋のソーシャルマーケティング

そしてもう1つ印象的だったのが、飲み屋のソーシャルマーケティング。土間土間に行ったのですが、Facebookでいいね!を押すと割引しますみたいな感じでキャンペーンしてました。これも数年前まではあまり見られなかったことで、日常レベルでも少しずつ変わっていってるんだなーと思った次第です。

 

 

というわけで、何か他にもあった気がしますがとりあえずこんなところで。。

やっぱり日本って不思議で便利な国だなーと再認識した一時帰国でした。 

何か思い出したら書き足すかもしれません。