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世界は楽しみに満ちている。

ヨーロッパ在住の会社員の雑記帳です。ジャンル問わず好きなこと書いてます。

「超転職術」を読んだ感想

仕事/キャリア 読書

Kindleの月替わりセールをサーフィンしてたら気になった本があったので購入して即日読了した。

採用側のホンネを見抜く 超転職術

採用側のホンネを見抜く 超転職術

 

 そもそも自分はあまり「○○術」という名のつく本は何かチープな感じがしてあまり好きではないのですが、この本は小手先の術だけではなく、キャリアを考えるにあたって結構細かいレベルまで解説をしてくれていたので面白く読めました。

 

転職するしないは個人の価値観によるもので、ずっと同じ会社で働きたいと思う安定志向の人もいれば、色々な会社で経験を積んでスキルアップしたい人、今の職場が耐えられず会社を変わりたい人など、色々な人がいると思います。ただ、どんなタイプの人でも「キャリアの棚卸し」をすることはとても重要だというのが自分の意見で、棚卸しをするにあたってもこの本は役に立ちます。職務履歴書の作成というのはキャリアの棚卸しに他ならない訳ですが、自分の「経験」と「ビジネス筋力」がどこにあるかに着目してスキルを分析し、どういった企業がどういう人材を求めているのかを調べて自分のスキルと比較して行くうちに、自分に何が出来て何が出来ないか、自分のような人材がどういった会社に求められて、どういった会社には合わないのかといった点が見えてくる訳です。

 

自分の場合は今までのキャリアの振り返りは定期的に行ってきましたが、あまり1つの部署に腰を据えて極めるまで1つのフィールドで働き続けるということをしていないため、どうも「専門性」がないというのが自分の悩みでした。しかし、「専門性」というとスペシャルなスキルのような響きがあり一気にハードルが高くなりますが、企業の人材ニーズがどこにあって、自分の経験から得られたスキルは何で、その「ビジネス筋力」はどのレベルかという考え方をしていくと、自ずと自分の「専門性」についても答えが出てくるのではないかと感じます。

 

例えば、組織内での調整力とか、バックオフィス業務の経験とか、それだけ言っても専門性たりうるのか?という疑問は拭えませんが、それが「自立して業務を遂行し、自ら工夫や企画にも取り組める(ビジネス筋力レベル4)」レベルであれば立派な専門性ですし、「これまでにない新しい戦略に取り組める(ビジネス筋力レベル5)」であればキラリと光る人材と認められることでしょう。それを証明するエピソードや経験があれば、学校に行って資格なんて取る必要もない。自分の中で「専門性」を語るのであれば資格などの肩書きや、4、5年の実務経験が必要なのではと思っていましたが、結局は自分がどういう風に仕事に向き合ってるか次第で、スキルとしてはコモディティであっても、筋力レベルを深めていくとオンリーワンになりうる専門性になる可能性があるんだなと、当たり前のことかもしれませんが改めて思いました。

 

また、個人的には企業の成長ステージ(草創期、拡大期、変革期・多角期、成熟期)ごとにどういう人材が求められているのかという分析が興味深かったです。仕事探しをするために考えるべきはWill×Canだとは良く言いますが、それに加えて活躍を望むのであれば、自分のような人材がどういったタイプの企業から求められているのかというのは把握しておかなければいけません。また、自分のやりたい仕事を考える上でも、どういったステージにある会社で働きたいかをあらかじめ検討してみると大分深堀が出きるんじゃないかと。今書いたようなことを総合的に考えていくと、きっと自分が進むべき方向性というのが見えてくるような気がします。

 

というわけで、自己啓発書としては良書だと思います。

 

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