ミスチル談義1:ありふれたLove Story 〜男女問題はいつも面倒だ〜
先日日本からiphoneの音楽をFMで飛ばして車で聞けるあれ(正式な名前がわからない)を入手したので、通勤中の車の中でフル活用しています。今までCDを換えないといろんな音楽を聞けなかったので、かなり楽な音楽生活を満喫しています。
しかしながら、いろいろな音楽を聞いてると見せかけて、実はミスチルばかりひたすらヘビーローテーションしています。何を隠そう、自分は小学生の頃からかれこれ20年くらいミスチルファンです。テストが早く終わっては、答案用紙の後ろにミスチルの曲の歌詞を暗記していたものを書いて先生に見せていました。そして学校にミスチルを広めるために、放送委員会に立候補し、お昼に校内で流す音楽をミスチル一色にしました。当時クラスではV6が大流行しており、V6とミスチルの新曲が出る際にどちらがランキング1位をとるか、クラスの女の子と本気で口論したこともあります。(当然ミスチルが勝利しましたが)海外で暮らしているとやはり日本のことや昔の暮らしに思いを馳せてしまうわけで、その心の隙間を埋めるがごとくミスチルを聞いて、昔のことを思い出しながらいやされている訳です。
というわけで、前置きが長くなってしまったのですが、ミスチルの曲やアルバムについて自分の思い入れ等を気が向いたときに投下していくコーナーを作ることにしました。
第1回として最初にピックアップするのは、'96にリリースしたアルバム『深海』収録曲の『ありふれたLove Story 〜男女問題はいつも面倒だ〜』。ちなみに『深海』は自分が生まれて初めて購入したCDです。
ちょうどこの曲を聞いていたのは小学4、5年生くらいの頃でしたが、90年代にリリースされたミスチルの曲って聞いてた当時はよくわからなかったけど、今になって身にしみるという曲がとても多いんですよね。この曲もそのうちの1つで、シャッフルしてたら久々に流れてきて、この曲小学生の頃も聞いてたけど今聞くとまた身にしみるなーと思った訳です。
歌詞の内容はなんてことない、変わらぬ愛を信じて付き合っていた2人が最終的に駄目になるという話ですが、とりとめないことを描写するのが桜井さんは昔から本当にうまいです。
自分が特にああ、、と思うのは、
”愛は消えたりしない 愛に勝るもんはない”なんて流行歌の戦略か
そんじゃ何信じりゃいい?”明日へ向かえ”なんていい気なもんだ
という部分。90年代だけでなく今でも愛礼賛の流行歌はそこらで流れていると思いますが、現実はそんなにうまくいくもんじゃないんですよね。という当たり前で誰もが思っていることをストーリー仕立てでしれっと曲にしているのが素敵ポイントです。
ミスチルってLOVE SONGはたくさんあるけど、単純に愛の確実性を歌っている曲って少ないような気が。こういう無情な歌詞をポップなメロディに乗せて歌い上げるのが何とも桜井さんっぽいです。例えば失恋ソングの『Over』を例にあげても、とても悲しい曲を明るくポップな音楽に乗せることで、「悲しい失恋」を「次へつながる失恋」というニュアンスへ昇華しています。この歌詞と曲のギャップというのもミスチルを魅力的にさせている要素の1つなのかもしれません。
というわけで、ややマイナーな曲に関する談義から始めてしまいましたが、また気が向いたときにその2も書こうと思います。完全に自己語り/自己満なので多分面白くはないです。
- アーティスト: Mr.Children,桜井和寿,小林武史
- 出版社/メーカー: トイズファクトリー
- 発売日: 1996/06/24
- メディア: CD
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P.S.
ブログに歌詞を引用することについては色々な意見がありますが、あくまで「引用」という位置づけで一部抜粋させて頂いております。いや駄目でしょうという意見がありましたらご指摘ください。
http://gvalaw.jp/it-copyright/archives/707.html