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世界は楽しみに満ちている。

ヨーロッパ在住の会社員の雑記帳です。ジャンル問わず好きなこと書いてます。

凡人が3年で『頭の良い人』に生まれ変わるための方法を考えてみた

考えたこと

ここ数年、自分の中で『いかにして頭を良くするか』というのが大きな課題であります。

周りに数人はいる『この人すげー』という人。一体自分との違いは何なのか…と考えたことがある人は非常に多いことでしょう。

『頭の良い人』とはまた凄く曖昧な言葉ですが、自分の周りにいる『頭の良い人』は大きくわけて次の2つのタイプが存在します。

1. 頭の回転がとにかく早く、一を聞いて百を知るタイプ。ロジックを自分で組み立てて鋭い指摘をすることが出来る人。
2. 知識量がとにかく多く、どんな問題に直面しても類似例を探してきて適切なフレームワークで問題に対処することが出来る人。

要するに『天才タイプ』『秀才タイプ』ですね。

仮に凡人が『頭が良くなりたい!』と思ったとして、上記のどちらのタイプを目指すべきか。

個人的には、凡人は決して天才にはなれないと思います。人間脳の作りは誰しも同じといいますが、同じ授業を受けても理解度の早い人と遅い人がいる。小さい頃からの教育の違いといえばそこまでですが、仮に生まれた時から同じ教育を受けさせたとしても、知的レベルは各人によって異なってくるのではないでしょうか。そういう意味で、天才タイプは少し特殊な技能、ハンターハンターでいうところの『特質系』、ワンピースでいうところの『覇王色の覇気』の資質を有する人だけが持った能力だと思うのです。レオリオが緋の目にはなれませんし、ヘルメッポが覇王色の覇気を使いこなせたりはしませんよね。

なので、凡人が『頭の良い人』を目指す場合、間違いなく後者の『秀才タイプ』を目指すべきなのです。

***

では、いかにして自分の頭の中をブラッシュアップしていけるのか。

まず最初に『秀才』と呼ばれる人の小さい頃からの生活習慣を考えていきましょう。

一般的に、頭が良い人の多くは小さい頃から多くの本を読んでいる傾向があるとよく言われます。本当かどうかはしりませんが、確認するのも面倒なのでここではとりあえずそれが本当だという前提で話します。(実際そういう人も周りにいるので、あながち外れてはいないということにしておく)

例えば、秀才タイプの人は中学生に入った頃から大学生や社会人が読むような本を読み始めると仮定します。ざっくり1日平均2時間読むと想定して、それを社会人まで続けるとする。13歳から22歳までなので、ちょうど期間は10年です。1年を365日として、1日2時間を10年続けると、読書時間の合計は『7300時間』ですね。

自分はここに着目してみました。

そう、この7300時間を3年でこなすことが出来れば、凡人でも秀才に変身できるのではないか、と。
(頭が良くなる要素は読書だけじゃなくて学校の授業や自主学習も含まれるやろーという指摘は話を分かりやすくするためにとりあえず置いておきます。)

ただ、3年で7300時間をこなそうとすると、1日6〜7時間読書をしなければいけない計算になるんですよね。学生ならまだ何とかなるかもしれませんが、もちろん社会人にそんな時間はあるはずもなく。

しかしながら、手のひらを返すようですが、頭を良くするために何も社会人が7300時間もこなす必要はないのです。なぜなら、自分たちにはある程度蓄積された知識があります。学校教育に始まり、社会人での経験もそうです。7300時間の中には自分たちが既に同じように使っている時間があるはずなので、全てこなす必要はありません。そして何より、社会人だからこそ、『目標を定めて効率的かつ戦略的に学習を進める』という方法を選択することが出来ます。決められた学習を全てこなさなければいけない学生と比べて、ここが社会人の大きなメリットですね。

なので、目標は7300時間の3分の1、約2433時間を目指します。3分の1というのは適当です。単純計算で、1日2〜3時間こなすことが出来れば達成可能な数値です。休日にまとめてやってしまうことも考えれば、十分達成可能な数字ですよね。

ところがまたここで1つ課題があります。それは、ただ本を読むだけで頭がよくなるわけがないという点。よく勘違いをしている人がいますが、同じ本を読むという行為でも、読書と勉強は全くの別物。ただ読書するという行為はあくまで本を読んで楽しむことが目的で、頭は自分の好きなパートに集中している状態です。難しいところや面白くないところは読み流しても良いのです。それに対して、勉強のための読書は、難しいところも頭をフル回転させてしっかりと理解しようとする、痛みを伴う読書です。『秀才』を目指すのであれば、もちろん後者の読み方をしないと意味がありません。

ではでは、一体どのようにして読書を進めていけば良いのか。

自分が考えた案は、これ。

本を読む本 (講談社学術文庫)

本を読む本 (講談社学術文庫)

言わずとしれた名著、『本を読む本』です。ここにある読書法を活用して、効率的に知識を吸収して頭をブラッシュアップいくのです。以下、1年毎に何をすれば良いか、具体的に記していきます。
(ちなみに、本を読む本の中身については詳しく触れないので気になる人は買ってみてください。Webではここに内容がまとめられています。)

1年目:点検読書でとにかくたくさんの本に触れ、自分の見識を増やす。

1年目は下地作りの段階です。凡人の自分たちは、あまりに世の中のことを知りません。新聞に載っている利上げの話や貿易赤字の話、企業の戦略や国際情勢、読んでもきちんと理解出来ない人は案外多いはずです。とりあえず1年目は、新聞を読んで「あー、そういえばこれに関係することがあの本に書いてあったなー」と思い出せるレベルまで持っていきます。目的は2つで、

1. 世の中のことについて、とりあえず一通りなぞってみる
2. それによって自分の興味のベクトルがどこにあるかを見定める

ことです。点検読書なので、書いてある内容について自分の中でいちいち深く自問自答したりする必要はありません。とにかく情報収集を優先。1日2時間くらいのペースで、1年で100冊程度読むことが出来れば、ある程度上記2点を達成することが出来るのではないでしょうか。これが出来れば次の段階です。

2年目:自分の興味がある分野について、分析読書で更に見識を深める。

1年目に上記のプログラムをこなすことが出来れば、次はその中から興味の絞り込みを行っていく段階です。

何故絞り込みが必要か?その答えは簡単で、まんべんなく勉強していては小さい頃からの蓄積がある秀才たちには勉強量で勝つことが出来ないからです。なので、ここは社会人ならではの選択と集中を戦略的に行っていくわけです。1つの分野に絞り込めば、秀才を越えることが出来る可能性もぐんと高くなります。

政治、経済、経営、国際、文化、芸術、数学、IT…ジャンルは何でも良いのですが、これなら続けられそう!っていう分野をまずは1つ選びます。そして、経営なら経営の名著と呼ばれる著作に順番に当たっていく。すでに点検読書済みの本でも大丈夫です。むしろ理解を深めるためにはそっちの方がいいかもしれない。そして飽きっぽい人はもう1つくらいは分野を増やしても良いかもしれません。

とにかく自分の分野について書かれた本を、読んで内容を理解して、批評する。今回は点検読書ではなく分析読書なので、しっかりと著者の言いたいことを理解して、自分なりにそれに批判を加えて議論を深めていかなければいけません。それを1日2時間1年間続けると、その分野についてかなり詳しくなれるはずですね。ここまでくると、後は仕上げの段階です。

3年目:興味がある分野の中でも特に関心のあるトピックをピックアップし、シントピカル読書で知識を使いこなせる”知恵”へと変遷させる。

2年目までのプログラムを修了すれば、かなりの知識量がついているはずです。しかし、知識を持っているだけでは秀才にはなれません。それを使いこなすことが出来なければ、それはただの批評家です。

なので、3年目は今までに得た知識を”使いこなす”ということに特化した特訓を行っていきます。そのヒントとなるのが、『シントピカル読書』だと考えました。

シントピカル読書とは、あるテーマについて書かれている2冊以上の本を読んでいき、それらの本には書かれていないテーマを見つけて自分の考えをまとめる読書方法です。(出典:はてなキーワード

ちょっと手法がややこしく耳慣れない言葉だと思うので、詳しい方法は本を読んでみてください。(丸投げ)

1つのテーマについて複数の文献に当たり、それらの本に書いていないテーマを見つけ出すというその作業は、まさに今までの知識を照らし合わせることで新しいモノを想像しようという知的生産作業だと思うのです。ジャンルとしては、2年目で選んだテーマから更に絞り込んで行うのが良いでしょう。(経営ならイノベーションアントレプレナーシップ、など。)

それを1日2時間ずつ1年間完遂することができれば、晴れて2433時間を達成。これで貴方も秀才の仲間入り!というわけです。

***

以上をまとめると、

1. まずは本を読む本を読んでみよう
2. そして1年間とにかく本を読みまくってみよう
3. その後2年間、選択と集中作戦で1つのジャンルについて独学で極めよう

ということですね。うん、シンプルです。

大事なのは、2年目以降本を読む時は常に頭をフル回転させること。筋トレと同じで、脳も辛い思いをしないとなかなか活発になってくれないものだと思います。一方で、ハードな努力を重ねて行けば必ず結果はついてきます。秀才はそれを小さい頃から自然体で行うことが出来ていた、ただそれだけ。スポーツと違って頭は年をとってもまだまだブラッシュアップすることが出来る。あとは自分のコミットメント次第だと思います。

自分には上記プログラムを完遂することはとても無理だと思いますが、少しでも頭が良くなるように頭の筋トレを続けていきたい次第です。

もしチャレンジしてみたい人がいらっしゃれば、是非挑戦して結果を教えて頂ければと思います。


以上。


※尚、上記方法は凡人なる自分が空っぽの頭を使って妄想を重ねた机上の空論であり、効果を保証するものでもなければ実現性の検証もしておりません。要はただの空想ごっこです。その点ご理解頂ければと思います。