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世界は楽しみに満ちている。

ヨーロッパ在住の会社員の雑記帳です。ジャンル問わず好きなこと書いてます。

Little Free Library : 本で繋がるコミュニティ

"Little Free Library"という図書館ネットワークをご存知でしょうか。

北米で行われている取り組みの一つなのですが、個人や企業が所有する書籍を簡単に交換し合えるシステムです。システムといってもやり方は極めてアナログで、まず家やオフィスの前に適当な本棚を設置します。そこのいくつか本を並べて、地域の人がそれを貸し出す、そんな至ってシンプルな取り組みです。コンセプトは『自分の小さな図書館を運営しよう!』といったところでしょうか。

ちなみに、これが自分が見つけた紹介記事↓

あなたの玄関が”まちの図書館”に!アメリカ全土に広がるマイクロ図書館ネットワーク「Little Free Library」

どれくらいの人が利用するかは別にして、こういった取り組みは非常に興味深く、地域にとって良い活動ですね。純粋に家に眠っている蔵書をシェアできだけでなく、これを通じて近所に住む本好き同士が交流したり絆を深められることが一つの意義だと感じます。デジタルではなくアナログってのがまた良い。

昨年2011年の漢字にも選ばれた『絆』という言葉。Facebookなど各種SNSの広がりを見ても、『絆』、すなわち人と人とのつながりに関係するビジネスやマーケティング手法が今年はますます広まっていくとみています。そう言う意味で、草の根レベルでこういった活動をすることは時流に乗っ取ったものでもありますね。

似たようなサービスとして、日本ではブックアラウンド代官山というプロジェクトがその名の通り代官山で活動を行っていた様ですが、残念ながら2012年1月で活動を休止してしまうようです。こちらはいらなくなった本をリユースして代官山エリアのカフェやレストランに設置して貸し出しを行うというない様ですが、休止の理由は活動コンセプトに見合った本が集まらなくなってきたことのよう。

NPOなどを立ち上げる時には常にジレンマとしてついて回ることですが、いかにプロジェクトを持続可能なものにしていくかというポイントは非常に重要且つ難しいもの。最初に紹介したLittle Free Libraryも本棚を設置して本を並べるところまでは楽しいですが、だんだん使ってくれる人が少なくなったり並べる本が少なくなってしまうとやがて廃れてしまう。せっかくの面白い取り組みなので、ずっと持続していけるような仕組みを創り出せればいいんですけどねー。

個人的に面白いと思うのはLittle Free Libraryとブックアラウンド代官山の合わせ技で、個人が家の前だけではなくカフェやレストランにも本棚を設置出来るようになればもっと楽しくなるのではないでしょうか。一番本を流通させることが出来た人には景品を送るなど、モチベーションがあがる取り組みも取り入れつつ。借りた本で読書感想文コンクールとかもやりようによっては面白いかも。いずれにせよ草の根コミュニティが気合いを入れて色々イベントを行えば、もっともっと利用者も増えて盛り上がってくると思います。

本を通じたコミュニケーション、自分も本好きなだけにもっと広まるといいなーと思います。

以上。