世界は楽しみに満ちている。

ヨーロッパ在住の会社員の雑記帳です。ジャンル問わず好きなこと書いてます。

人間らしい生活を求めて

久々にロッテルダムでゆっくり過ごす休日。

土曜日は天気が悪かったけど、今日は快晴だったので朝掃除を早めに終わらせて街へと繰り出してみました。繰り出したと行っても何か特別なことをしたわけではなく、とりあえず外に出たかったというのが主な目的ですが。前に通りかかった気になっていたBlaak駅の近くのベーグルカフェで、1、2時間ほどオランダ語の勉強をしました。やっぱり家でやるより外のカフェで勉強した方が集中力が増すのは日本でもオランダでも一緒ですねぇ。日本の時はカフェで読書と勉強ってのが習慣化してたけど、こっちに来てからめっきりしなくなったので、これからこの習慣を復活させよう

写真は昼ご飯として食べたベーグル。オランダにしてはとても美味しかった。

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今回は外に出かけてみましたが、秋冬は天気が悪く気温も低いということで、去年は旅行とか遠出しない限りは1日中引きこもっていることも多かったです。これは日本の時も一緒で結構家に引きこもりがちなのですが、改めて、外に出るのって大事だなーと最近感じています。

きっかけは先週末に日本から出張で来てた後輩と同期とアントワープのカフェでコーヒーをぼーっと飲んでいたとき。その日も天気が凄く良くて、朝から老若男女(主に労でしたが。。)が散歩がてらカフェのテラス席でコーヒーやビールを飲みながら、何をするでもなくただただくつろいでいたのです。

自分たちも同じようにテラス席に出て、教会の鐘の音が響く中じっくりとコーヒー(自分はホッとチョコレートでしたが)を飲み、日を浴びながらゆっくりと時間が流れるのを感じていました。その瞬間、「ああ、何か今幸せだなぁ。人間っぽいなぁ。」と感じたのです。

生きる意味は人それぞれですが、飾らない自然の中で時間の流れをゆっくりと感じる瞬間、これが自分がもっとも生きていることを実感する瞬間であり、人間らしいなと感じる瞬間です。

社会人になって以来、仕事に追われたり、あるいはネットに没頭して時間を無駄に消費しがちでしたが、春も来るということで今期はより人間らしい暮らしを追究したいなーと考えています。

この休日はその手始めとなりました。これからもこういう生活続けます。

写真で振り返る怒濤の3週間:ノルウェー、フランス、オランダ、ベルギー

2月後半〜3月前半はプライベートの予定が立て込み非常にバタバタした3週間でした。期末の忙しい時期ということもあり仕事もやることが多くなかなか疲れましたが、仕事の方もようやく落ち着きを取り戻し始め、自分のやりたいことに力を注げる環境が整いつつあります。

ということで、この3週間を写真とともに振り返ってみたいと思います。

2月21日〜24日の4日間はノルウェーのトロムソという街にオーロラを観に行ってきました。生憎曇り空が続きダイナミックなものは観れませんでしたが、相棒のD610が肉眼で観るよりも大分良い感じのオーロラを捉えてくれたので満足です。


こちらの写真はトロムソの山からの景色。北極圏にしては寒くなかったですが、それでも雪は積もっていたようで真っ白の景色。

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snow view from storsteinen #Norway #europe #tromso #ヨーロッパ #ノルウェー #トロムソ

 

こちらは犬ぞりの写真。天気も良くて楽しかったです。

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Dogsled #europe #norway #dogsled #tromso #ヨーロッパ #ノルウェー #北欧 #トロムソ #犬ぞり

 

そしてオーロラの写真。何回観ても実物より大分綺麗。。実際は緑がもやがかった程度しか観れませんでした。

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Beautiful Aurora #norway #europe #northernlight #tromso #aurora #ヨーロッパ #ノルウェー #トロムソ #北欧 #オーロラ

 

これは教会。モダンなつくりです。

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Tromsodalen Kirke #europe #norway #nordic #tromso #ヨーロッパ #ノルウェー #北欧 #トロムソ

 

トロムソから帰って来たと思ったら、その4日後には日本から大学時代の友人がやってきました。週末はパリマラソンに参加する予定が入っていたので、友人もパリに連れて来てパリ観光。そして月曜も休みを取ってベルギーにお出かけ。パリマラソンは諸事情により惨敗に終わりましたが、パリとベルギーを存分に楽しむことが出来ました。


自分がパリで一番気に入っている場所、サクレクール寺院。

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Basilique du Sacre Coeur #europe #france #paris #monmartre #sacrecoeur #ヨーロッパ #フランス #パリ #モンマルトル #サクレクール

 

定番の凱旋門。

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Arc de Triomphe de l'Etoile #paris #europe #france #arcdetriomphe #ヨーロッパ #フランス #パリ #凱旋門

 

こちらはブルージュのベギン修道院の中庭。まだ樹に葉はついていませんが、チューリップが植えられ始めていました。

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Beguinage de Bruges #europe #belgium #bruges #brugge #ヨーロッパ #ベルギー #ブルージュ #ベギン修道院

 

水曜日に友人は帰っていったのですが、入れ替わりで今度は日本の会社の同期と後輩が出張のため来蘭。久々の再開ということで、週末にオランダとベルギーを回りました。

 

こちらが1日目に行ったザーンセスカンスの風車。天気も良くて風車が青空に映えました。

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windmills @ Zaanse Schanse #europe #netherland #holland #zaanseschanse #ヨーロッパ #オランダ #ザーンセスカンス

 

そして2日目のブリュッセルにて撮った写真。この日も天気がとてもよく、散歩日和でした。

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Grand Place #europe #belgium #brussel #bruxelles #grandplace #ヨーロッパ #ベルギー #ブリュッセル #グランプラス

 

こんな感じで各地を転々とした3週間。今週と来週は休養にあてて、再来週に今度は一人旅へと旅立ちます。1泊2日の週末旅行ですが。

 

以上、なんかまとまりのない日記ですが、備忘録ということで。

往復書簡(湊かなえ)の感想

1年以上前に友人からプレゼントしてもらった本。3つの話が収録されている短編集ですが、1つ目しか読み終えてなかったことに気づき一気に読了。「告白」で有名な湊かなえさんの著書です。

往復書簡 (幻冬舎文庫)

往復書簡 (幻冬舎文庫)

 

 話が書簡形式で綴られるという珍しいタイプの小説。「告白」も登場人物が語り部となり物語が紐解かれていく形でしたが、この話でも同様に書簡が往復していくたびに物語が核心へと迫っていきます。どの話も全体的に根暗な話ではありますが。

収録されているのは、

  1. 十年後の卒業文集
  2. 二十年後の宿題
  3. 十五年後の補修
  4. 一年後の連絡網

の4つで、4つ目は3つ目の話のちょっとした補足のようなものです。2つ目の二十年後の宿題は吉永小百合主演映画の「北のカナリアたち」の原案となっています。


どれもかなり話に引き込まれましたが、個人的には「十五年後の補修」が印象に一番強く残っているような気がします。十五年間付き合いを続けている男女が、男の海外ボランティア参加をきっかけに文通を始めることになるのですが、その中で十五年前に起こった事件の全貌が明らかになります。シリアスな話なのに、手紙にはコミカルな要素もちりばめられていて、その辺りのバランス感覚が何とも絶妙でした。

「二十年後の宿題」も同様に引き込まれました。定年退職した女性教師から「ある事件」に関わった6人の近況を調べてほしいと依頼された男性教師が、1人1人と会い、ある事件の全貌を知るという内容。オチは何とも言えませんでしたが、話の終わり方は良かった。「十年後の卒業文集」も含め、今回の話は謎に包まれていた「事件」が往復書簡によって解明される、という内容で一貫しています。


ジャンルを「ミステリー」と書かれるとそうなのか?とも思いますが、ミステリアスな空気をまとった独特の雰囲気があることは間違い無しです。

読了後はちょっと暗い気持ちになってしまうかもしれませんが、ざっと読み通せるので空き時間にお勧めしたい1冊です。

 

同様に「告白」の方もお勧めです。これは日本にいた時に通勤電車の中で1日で一気に読み切ったのですが、インパクトはこちらの方が上。もし良ければ是非。

告白 (双葉文庫) (双葉文庫 み 21-1)

告白 (双葉文庫) (双葉文庫 み 21-1)

 

 

 

ネットから始まる恋愛

羽生選手、金メダルおめでとうございます。

冬季オリンピック全然追っかけてなかったけど、昔から好きなフィギュアはやっぱり見て良かったです。そもそもオランダに来てからフィギュア見てなかったので、2年ぶりくらい。昔見た時よりも更に綺麗な演技を披露してくれて感激でした。

 

フィギュアを見ながら合間にTwitterをサーフィンしてたらこんなエントリに遭遇。

 

べ、別にバレンタインを意識してた訳じゃないんだけど…はてな民の彼氏が出来ました。 - YESかNOか半分か。

 

やっぱりブログから始まる恋愛というのもあるものなのですね。というか、自分の身の周りにもネットでの出会いから結婚した人、それなりにいたりします。例えば、全く見知らぬブログにコメントしたらそれをきっかけにやり取りをするようになり、そのまま恋愛関係に発展して結婚した同期、mixiのコミュニティをきっかけに知り合って結婚した先輩、などなど。自分が高校生の頃はそれこそネットやメールで知り合った人と実際に会うなんてのは禁忌扱いで、ネット=出会い系=犯罪の温床のイメージが強かった気がします。(田舎だったからかもしれませんが)

それが今では、ネットでの出会いというのも大分一般化して来て、出会いのツールの1つとしての地位を得始めているんじゃないかなーと勝手に思ったり。不毛な合コンを重ねるより、出会いの場を増やせることは確かですよね。ネットでの出会いといってもお見合いサイトのようなものからSNSのコミュニティのオフ会のようなものまで色々ありますが、ブログという視点で考えると恋人をつくりたいからという目的でブログを開設する人は少ないと思うし、ブログをきっかけに人間関係を発展させるのは案外ありなのかもしれません。

自分もブログを書き続けていれば、もしかするとそのうち出会いのきっかけが訪れたりするのだろうか。

そんなことをふと考えてしまったので、久々に更新してみた次第です。

 

…駄文失礼しました。

英語はツールにしか過ぎないという当たり前の話

オランダで働き始めて以来強く感じるようになったことの1つに、「英語」というツールに対する位置づけの違いというものがあります。

一言で言うと、海外でビジネスをするに当たっては「英語」というのは専門知識でもなんでもなく、「一般技能」に分類されるものであり、言ってみれば自転車に乗れる技術みたいなもんなんですよね。

もちろんヨーロッパでも英語が苦手な地域というのはあって、例えばスペインとかの南の方に行くと英語が通じなくて困るということが良くありますが、国境を越えて仕事をするビジネスマンで私英語話せませんとか苦手ですと言ってる人は見たことがありません。むしろ英語を話せるのは当たり前で、それに加えてフランス語が話せます、ドイツ語が話せますと言った世界。

翻って日本はどうでしょう。海外の支社とコンタクトを取る必要性がある機会が多いにも関わらず英語が不自由で満足にコミュニケーションが取れない社員、たくさんいるのではないでしょうか。メールは出来ても、電話とか会議はちょっと…って言う人もとても多いと思います。

ちょっと前に「日本人の9割に英語はいらない」という本が流行りました。この本実は自分読んでないのですが、確かに全人口で考えると9割の人は英語を話す必要が特にないかもしれません。しかしながら、英語が必要である1割、2割の人がグローバルで見た時に他国に比べて英語力が著しく劣っている(と思われる)点はやはり課題だと感じるのです。

一番不思議なのが、ビジネス英語と言えばTOEICでしょうみたいな良く分からない風潮。ある程度の物差しにはなるかもしれませんが、英語力ってペーパーテストでは測れるものではないです。自分はTOEICは895点ですが、最近こそ慣れつつあるものの最初は現地社員とのコミュニケーションは必ずしもスムーズではなかったですし、今でもイギリス訛りの英語が苦手で全然聞き取れません。逆に周りに900点以上の人たちはたくさんいますが、その中には実践の場面では自分より英語出来ない人もいますし、満点でも満足にコミュニケーションが出来てるかと言われればそうでもないのでは?と思ってしまう方もいます。

一方で、ヨーロッパの人たちは全員が全員流暢というわけではありませんが、コミュニケーション力は日本人より断然あるなーという印象を受けます。これは英語力というより国民気質の問題(日本人は概して内気で物事をはっきり言わず曖昧にぼかすので話が進まない)もあるのでしょうが、ペーパーテストで点が取れても全然意味ないなと思うのはまさにそういった場面です。

最近は日本人の若手でも帰国子女の人たちも増えてきているのか、ネイティブ並みの英語を操る人たちと一緒に会議をしたりすることもあります。そういった人たちはヨーロッパ人よりも英語が上手く、コミュニケーションという点では全く問題ないのですが、だからこそ知識が少なかったり経験が乏しいと思わせる発言や挙動をしたときにとても目立って感じてしまいます。これも良く言われる話ではあるのですが、結局英語を身につけるだけでは意味がなくて、それよりもしっかりと自己主張することや、ビジネスをやっていける知識やスキルを身につける方が結局は重要になってくるんですよねー。

従って、日本人は今すぐペーパーテスト重視の変な傾向をストップして、コミュニケーションを重視するような考え方に変わっていくべきで、学校教育なんかもそういう風に変わっていかなければいけないと切に思います。

みんな英語英語って言ってるけど、上述したような自己主張する能力や、現地に溶け込みながら仕事を回していけるエネルギーやリーダーシップの方がずっとずっと大事で、それさえあればTOEICなんて600〜700点くらいあれば海外でも何とかやっていけると思います。(ペーパーテスト偏重は駄目とか言いましたが、理想的には下地の英語力としてやっぱこれくらい取れるくらいの知識は欲しいです。)自分の同期で英語全く話せないままヨーロッパに駐在になって、今も満足には話せないけど、持ち前のバイタリティで現地社員を引っ張っていってる人とかもいるので、やっぱりそういうことなのでしょう。

あともう1つ感じるのは、発音はネイティブに近い方がカッコいいけど、日本語アクセントもオリジナリティがあるので、その矯正に時間をかけるならどんどん話す練習をした方がいいんじゃないかなーと思います。実際ヨーロッパの人たちはそれぞれの国の母語の訛りがすごく残ってますし。第一アメリカ英語とイギリス英語って全然発音違いますやんっていう。

というわけで、英語に関する雑感でした。

 

日本人の9割に英語はいらない

日本人の9割に英語はいらない

 

 

不思議で便利な日本という国

年末年始に日本へ一時帰国してましたが、日本の仕事が始めるタイミングでオランダに舞い戻ってきました。あっという間に2週間経つわけですが、すっかりと海外での日常へ舞い戻ってきています。

さて、暫くオランダでの暮らしを続けた後で日本に帰ると色々と不思議だなーと思った点や変わったなーと思った点がありました。備忘録的に書き残しておこうと思います。

日本に帰ってびっくりしたこと

1. スーツ姿のサラリーマン多過ぎ

新横浜というビジネス街にホテルをとってしまったからかもしれませんが、スーツ姿のサラリーマンの多いこと!ロッテルダムアムステルダムを平日に歩いたとしてもなかなかここまでのおびただしい数のサラリーマンに出会うことはありません。ロンドンとかだと似たようなものなんですかね。うちの職場は相当服装がラフで、街中でも正装した人を見かけることはほとんどないので、オランダの人たちはよっぽど必要なとき以外はスーツは着ないというイメージを勝手に持ってます。このサラリーマンの多さはある意味日本を特徴づけているなーと感じました。

2. マスク率高過ぎ

これも驚いたのですが、通りすがる人がかなりの割合でマスクしてました。今回東京/横浜/京都/大阪/神戸と満遍なく回りましたが、関西より関東で顕著だった気がします。たぶんヨーロッパでマスクしている人ってこちらに来てからお目にかかったことがない気がします。そういえば職場の人から、以前鶏インフルエンザか何かがヨーロッパで流行ったとき、いち早く日本人メンバーだけがマスクを日本を取り寄せて予防のためにマスクをずっとしていたという話を聞いたのですが、そのときオランダ人達はマスクをしている日本人がインフルエンザにかかってしまったと思ったとか。たぶん、こっちの人にとっては予防のためにマスクをするという考え方はないですし、まず街中でしません。日本にいる時は自分も所かまわずマスクしてましたが、改めて見るとなかなか滑稽でした。

3. 公共トイレが無料

改めて日本って便利だなーと思ったのがこれ。ヨーロッパだと大体50セントくらい取られますが、日本のトイレでお金を取るところはまずありません。好きな時に好きな場所に入れて凄く便利。別にお金を払うことは吝かではないのですが、コインを持ち歩くのと財布からわざわざ出す作業が凄く面倒なんですよね。その点日本は本当にありがたいです。すぐにお腹が痛くなる自分にとっては非常に重要なポイントなのです。

4. 牛丼が激安/激早

到着してまず訪れたのが吉野屋なのですが、牛丼チェーンってやっぱ凄いですね。だって美味しくてそれなりにボリュームもある牛丼がわずか2ユーロで食べられるんですよ?信じられません。ヨーロッパでは2ユーロでは何も食べられないといっても過言ではないです。しかも安いだけでなく早いこと早いこと。注文して一息つこうと思い携帯を見始めたところすぐに品物が届きました。こんなに安くて美味しい食べ物をファストフード以上のスピードで食べられるのは本当に他の国には真似出来ないことだと思います。感謝しないといけないですねー。

 

5. みんな背が低い

これは別に日本だからというわけではないと思いますが、オランダは世界一平均身長の高い国で、男の平均身長は180cm以上、女の人も170cm近くあります。自分の身長はまんま日本人の平均くらいなので、オランダで人と話すこと時は見上げることがほとんどなのですが、日本だと皆目線が一緒。改めて身長が同じくらいだと同胞間を感じるなーと思ったのでした。

 

6. 飲み屋が時間制

これは普通に日本に帰るまで忘れてたことなのですが、そういえば日本の居酒屋って閑散期以外は大体時間が決まってて、2時間くらい経つと追い出されるところがほとんどなんですよね。こういうのってヨーロッパのレストランやバーではまずない気がする。そもそもレストランでコース料理頼むと2時間〜3時間かかって、逆に店の方にもうちょっと早くしてほしいとお願いしたくなるくらい。そもそも飲み屋という概念がヨーロッパにはないので単純に比較は出来ませんが、回転率を上げるためとは言え限られた時間内で食べてくださいっていうのは何か面白い仕組みだなーと思った。

 

7. 飲み屋のピンポンボタンは超便利


引き続き飲み屋ネタですが、ヨーロッパで店員を呼んで何か注文する時は大体手を上げたりアイコンタクトを送ったりしてテーブルに呼びます。日本みたいに「すいませーんっ!」と声を上げて来てもらうのは誰もやってないし少し失礼なので、粘り強くチャンスをじーっと待つわけです。そこで飲み屋のピンポンボタンですよ。あれを押すだけで店員が来てくれるって、何て便利なシステムなんでしょう。あのシステムはもっと世界に売り込みにいくべきだと思います。のんびりなヨーロッパ人にだって需要はあるはず…!

日本で感じたここ1年〜2年間での変化

1. 東横線副都心線の連結

日本の皆様にとっては普通かもしれませんが、東横線副都心線が直通になって本当に便利になったなーと感じました。自分は日本にいた時は菊名に住んでて、新宿に結構行くことがあったのですが、山手線乗り換えが面倒だったんですよねー。今回も新横浜のホテルに泊まってたので新宿に行く時は東横線を使ったのですが、菊名から乗り換え無しで行けて本当に便利でした。日本にいる時にこうなってほしかった。。こういう乗り入れってこれからも増えていくんですかね。ロンドンやパリのメトロも発達してるなーと思うけど、東京も世界有数のメトロ網だなーと改めて感じたり。

2. スマホ率の更なる向上

自分が日本を去る時には既にスマホ人口は大きく増加傾向にありましたが、オランダに来てから1年半の間、特にここ半年(ドコモがiphoneを出して以降)また増えたような印象を持ちました。それを感じたのが地元の電車の路線を走っている時です。自分が日本にいた時は、都心部こそ電車の中でスマホをいじる人たちばかり見てましたが、地元に近づくにつれガラケーの割合が増え、地元の路線に乗るとスマホユーザーが急激に減るような現象が見られていました。ろころが、今回の帰省では地元の路線にもスマホをいじる人がものすごく増えていました。これにはプチびっくりです。田舎ですらスマホが普及してきて、新しいデバイスによるコミュニケーション支配が完了しつつあるんだなーと感じました。

 

3. ソーシャルゲームのCMの増加とTV番組の視聴者投票

スマホ以上に驚いたのが、ソーシャルゲームのCMの増加。ゲームの名前忘れてしまいましたが、TVをつける度にソシャゲのCMが目に入ったのはとても印象的な出来事でした。オランダに来る少し前はドリランドとか怪盗ロワイヤルのCMがやっていましたが、そういうのじゃなくがっつりロープレ系が宣伝されてたのも印象的です。

また、CM以外のTV番組についても少し変化が見られ、リモコンで視聴者が参加出来るような番組が一層増えたような気がしました。紅白もそうですし、バラエティ番組でもそういうのがありました。この辺りは変化せざるを得ないポイントかと思います。

 

4. 飲み屋のソーシャルマーケティング

そしてもう1つ印象的だったのが、飲み屋のソーシャルマーケティング。土間土間に行ったのですが、Facebookでいいね!を押すと割引しますみたいな感じでキャンペーンしてました。これも数年前まではあまり見られなかったことで、日常レベルでも少しずつ変わっていってるんだなーと思った次第です。

 

 

というわけで、何か他にもあった気がしますがとりあえずこんなところで。。

やっぱり日本って不思議で便利な国だなーと再認識した一時帰国でした。 

何か思い出したら書き足すかもしれません。

謹賀新年2014

年が明けました。

たまたまこのブログを見てくださった方々、明けましておめでとうございます。

去年は駐在先のオランダで年を越したので、日本で年末年始を過ごすのは2年振りのことでした。オランダの年越しは0時になった瞬間あちらこちらから花火とともに年明けを迎え2日から仕事始めとなりますが、やっぱり日本の静かでのんびりとした年明けもいいものですね。年末は紅白を見て、(妹の付き合いで)ジャニーズの番組で年越し蕎麦を食しながらカウントダウンをし、1日の朝におせちを食べ初詣に行くという鉄板とも呼べる過ごし方をしておりました。空き時間はモンハン4に勤しんだりと、社会復帰できるのか心配なほどのぐうたらぶりです。

というわけで、ちょっとだけ頭を真面目モードにシフトさせていくため今年2014年の抱負と目標を(昨日ぐるナイを見ながらですが)考えてみたので、ここに記しておきます。


この先、自分は一体何者になりたいのか?


何気に今年は29歳になる年です。30歳までほんともうカウントダウン。正直人生に迷っている時間はありません。やりたいことを全力でやっていくステージにもう入っているのですから。

去年1年、特にこれと言ったことはしませんでしたが、じっくりと時間をかけながら今後の生き方についてぼんやーりと考えていました。その結果出てきた考えは、

『海外と日本をつなぐような仕事をしながら、1年の半分をヨーロッパで過ごし、もう半分を日本で暮らすような生活がしたい!』

という朧げなビジョン。本当は自分の専門性を活かしてなんかできればなーと思うのですが、文系学部卒でそんなに学業に力を入れていたわけではなく、かつまた今までのキャリアも営業→生産管理→マーケティング→SCMとコロコロ変わってるためジェネラリスト的な視野は少しはあってもこれが特技と言えるものもありません。

ただ、唯一珍しいバックグラウンドだと自分で思うのが20代での海外駐在経験です。そして海外で働く•生活するというのは中学生来の夢でした。

今その夢が叶ったわけですか、夢を叶えるだけでそれを還元しないのは非常にもったいなーと。あと、せっかく今ヨーロッパで理想的な暮らしが出来てるのに、これを期間限定で終わらせるのらもったいないなーと。(ただ日本も好きなので完全に現地化はしたくない)

そうして考えていった結果、今の経験を活かしつつ、何か海外と日本をつなぐようなことがしたい、そして両方の生活を楽しみたい、とぼんやりと考えているわけです。

なので、何になりたい?と聞かれると『日本とヨーロッパのインターフェースになりたい』と答えたいというのが現時点で思い描いていることです。


2014年はどんな風に過ごす?

では、このような考えを持ちつつ今年1年をどう過ごすのか。

色々とやりたいことはありますが、出来るだけ今書いたようなビジョンにつながるであろうことに優先順位をつけながら日々過ごしていきたいと考えています。キーワードとしては、海外、ビジネススキル、日欧事情、国際交流、と言ったところでしょうか。あとは過ごし方ですね。

この手の話を考える時、自分はいつも便宜的に『公生活』と『私生活』をわけて考えるようにしてます。どちらも融合してしかるべきですが、どちらかに偏ることがあってはいけないと思うので。

公生活としては、とにかく今年は成果を残す1年にしたいと思ってます。ジャンルは何でもいいのですが、例えば転職したいとなった時に、今の自分はこれといったポータブルなスキルもなく、自己アピールは実績を語ることでしか出来ません。今年はその『実績』を作る1年にしたいのです。

私生活は、趣味の旅行に引き続き力を入れて、新しく7、8ヶ国くらいは開拓したいなーと。旅行は楽しいだけでなく見識も広がるので、それによって生のヨーロッパを感じたいのです。


そして語学!今勉強中のオランダ語です。自分の中で語学は趣味なので、公か私かと言われれば私のつもりでやってます。どちらも今しかできないことなので、仕事と同じくらい気合い入れたいなーと思ってます。

で、あとは公と私の間の位置づけで『プライベートプロジェクト』をなんでもいいので1つ行って、このブログで公開したいなーと思います。詳細についてはまだ書きません。(まだ決まってない)


2014年にやり遂げたいことリスト


というわけで、2014年にやり遂げたいことは下記の5つになります。

1. 仕事で対外的にアピールすることができる成果を残す。

2. プライベートプロジェクトを立ち上げて、アウトプットをこのブログで報告する。

3. 旅行で新しく7カ国を訪問する。

4. オランダ語を日常会話が出来るレベルにまでもっていく。

他にもやりたいことはありますが、あまり広げすぎるのもよくないのでここでは4つに絞っておきます。



てなわけで、今年も三が日が過ぎようとしています。明後日の便でオランダに帰るので、明日が日本最終日。ラストも満喫します!